Nagaiki-工房の家づくり

自然素材でつくる、世界にひとつだけの、思いの詰まった家

Nagaiki-工房は、田舎の海辺の小さな村で、妻と2人で切り盛りする住宅工房です。

私達の娘が重度の喘息アレルギー疾患をもっていた為、我が子が安心して住むことのできる家をつくろうと、住宅工房を立ち上げました。

病院で過ごす入院生活が日常のような日々を長く送っていると、大切な人とありふれた日々を送れることの方が、奇跡なのだと思います。

家族と一緒にみんなでご飯を食べること。
テレビを観て笑い合うこと。
たまには、ケンカなんかして…。

そんな「奇跡のような時」を大切に包み込む、あたたかな家づくりを目指しています。

ツー・バイ・フォー(2x4)工法

2インチ・4インチ材を基本としてつくる枠組壁工法です。インチ・フィートモジュールを使うことにより、材料の無駄がなく、施工性のアップとコストの削減につながります。面構造の為、耐震強度が高く住宅性能にバランス良く優れています。

北米式と日本式

一般に2x4工法と言われている工法には、日本の建築基準に合わせた日本式と北米式の2種類があります。

Nagaiki-工房では、後者の「北米式」にこだわっています。

北米式は、日本式に比べ柱と柱の間隔が狭く、外壁に張る合板の大きさと厚さも1.5倍のものを使用し、張り方にもこだわります。

一般的な縦張りではなく、横張りの千鳥張りとします。こうすることで耐力壁の強度が大幅に増すこととなります。

北米式と日本式の合板サイズ

スキマ

建物が完成してしまったら、見えなくなってしまうところにこそ、こだわりたいと思っています。

目新しい設備、おしゃれな仕様、そういったものは後からいくらでも変えられるからです。

合板と合板の隙間を通気性と収縮を考慮し約5mmとります。

小さなことですが、こんなひと手間が家の寿命を長くできると考えています。

インチ・フィート・モジュール

メーター・モジュールではなく、インチ・フィート・モジュールを使用しています。そうすることによって、材木や施工作業の無駄をなくし、コストの削減にもつながります。

エコキュートや太陽光発電を取り付けることも良いと思いますが、私たちが考える「地球への負荷が少ない」家づくりにおいて、「いかに無駄をなくすか」はとても大切なこと。

そのためには、インチ・フィート・モジュールを使用することが必要だと考えます。

それに、インチ・フィート・モジュールを用いて建てられた家には、自然とゆったりした空間が生まれます。

ドライウォール工法

壁や天井の板のつぎ目にボンドと同じ役割をするドライウォール用テープを貼り、1枚の大きな面をつくり出すことにより、つなぎ目の割れ(クラック)を軽減し、家の気密力を格段に高めます。

工程

  1. テープを貼り、大きな面をつくります
  2. ドライウォールパテを塗ります
  3. 乾いたパテを削ります
  4. 2〜3の作業を3回繰り返します

パテを乾かすため、暖を入れながらのドライウォール作業は、大変きつい仕事です。できればやりたくない工程と言っても過言ではありません。

しかし、このドライウォール処理を行うことにより、家の気密性が増し、冷暖房費のランニングコストの削減につながります。

夏の風の通り道や、冬の陽射しの入り方などを考えると共に、ドライウォール工法を行うことが、私たちの考える地球への負荷が少ない家づくりです。

日本のクロス屋さんや、ペンキ屋さんが行っているパテ処理とは全く別のものです。

ドライウォール工法できちんと壁や面の処理をしておくと、新築時には施工性やコストパフォーマンスの良いペンキ仕上げとし、数年経ってから自分で漆喰に塗る直すことも容易にできます。

下地処理をきちんと行っている建物は、後からいくらでも自分好みにカスタマイズすることができます。

自然素材

外壁は米杉、床はモミの木、内壁は藁と漆喰で…。素足で歩くのが気持ち良く感じる家。本物の自然素材を使うと、時が経つごとに良い感じに味わい深さが増していきます。

柿渋(カキシブ)

発酵後、長期熟成させた柿渋は防腐・防虫・抗菌作用がある他、ホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着し無害化する働きがあります。加えて紙・布・木などの強度を増す働きもあります。

ガーデン・ファニチャーに使用すると品格のあるこげ茶色になります。雨に濡れたベンチなどは手を休めてうっとり見とれてしまう程美しい色となります。

水溶性なので溶けた水が土を汚染する心配もありません。

漆喰

消石灰と糊・藁・スサを練り合わせて壁に塗ります。通気性がよく、吸湿や断熱、遮音効果に優れています。

漆喰を塗った部屋にいますと、大変落ち着きます。そして、雨の日のしっとりとした空気を含んだ漆喰が醸し出す何とも言えない香りは、心が安らぎます。

無垢材

モミ、パイン、レッドシダー、オーク。それぞれの個性がありますね。個性の良さを生かしつつ、壁・天井・床材に使用することをおすすめします。

無垢材は自然素材ゆえに、割れや反り、木の蜜などの変化が起こりますが、その変化を上まわる心地良さを与えてくれます。

外壁材

私たちが外壁材としておすすめしているのはレッドシダーです。家全体を守る外壁に軽く、通気性の良い自然木を張ることにより、躯体(骨組み)を長持ちさせることができます。躯体が長持ちするということは、定期的にメンテナンスすることにより、何代も住まうことができる家となります。

昔から使われている素材ですから、廃番などということはなく、傷んだ箇所のみを簡単に張り替えることができます。張り替えの際の廃材は環境に負荷が少なくてすみますね。

そして何より建物全体が主張しすぎず、風景の一部として溶け込みます。

施主参加型への想い

いつの頃から、作り手と住み手の顔がこんなにも見えにくい家づくりとなってしまったのでしょう。

昨今、食においては口から命へと直接繋がっているためか、生産者と消費者の顔を見えやすくし、両者の交流もとても盛んに行われ、関心も高くなっています。

家づくりにおいても、命を育む大切な場所として、作り手と住み手を隔てる壁をとっぱらい、お互いの顔が見えやすくしたいと思っています。

その方法のひとつとして、施主さんに家づくりへの参加を呼びかけています。住み手の顔が間近で見える家づくりは当然気持ちも入ります。心を込めて創り出す家には、優しさと生命力が宿り、それが住み手にとって何ものにも代え難い安心感につながると思っています。

おわりに

首まわりが伸びきってしまったTシャツ。
腰の抜けたカシミアのカーディガン。
どんなにヨレヨレになってもなかなか捨てられず、ついつい手をのばしてしまい、何年も着続けている、そんなお洋服ありませんか?

心地良いと感じるものは大切に丁寧に手入れをし、ヨレヨレになっても大事にしますよね。

住み心地良く、肌になじみ、丁寧に手入れされながら、大切に何代にも受け継がれていく。私たちもそんな家をつくっていきたいと思います。

一番大切なこと、
家は命を育む器であるということ。

Nagaiki-工房は、房総の海辺の小さな村で、 夫婦2人で営業から設計・施工までの全てを切り盛りする、小さな家族経営の住宅工房です。 家づくりのご相談や現場の見学など、お気軽にご連絡ください。

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